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ウルトラマラソンに挑戦

第12回 飛騨高山ウルトラマラソン 71km 結果報告

飛騨高山 ウルトラマラソンに挑戦
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はじめに

第12回飛騨高山ウルトラマラソンを参加した皆様、大会運営およびスタッフ、ボランティアの皆様お疲れさまでした。

大会当日は天気は曇りで、終盤に軽く小雨があった程度で非常に走りやすい大会でした。

来年こそ100kmと言う思いと、これから走られる方への参考になればと思います。

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大会前日からスタートまで

前日

名古屋からなのでそこまで早く行く必要はないのですが、7時出発のつもりが、ゲームをしていて8時過ぎて出発に。高速は使わず国道41号を北に登ります。

前日の食事は毎年悩みどころですが、15時くらいには夕食を終えたいのです。18時には寝て3時に起きるプランなので。

朝食はパン1枚。途中の道の駅で少しお腹に入れたいものの、時間が中途半端すぎてうまく手に入らない。道の駅美濃白川ピアチェーレで抹茶アフォガードを購入。アフォガードって何?って思っていましたが、暑い飲み物の上にアイスが乗っている食べ物なのかな?暖かい抹茶にソフトクリームが乗っていました。溶かしながら飲む?食べる?感じでした。これは美味しかった。

少し時間がかかって12時過ぎに到着。

高山観光

これは少し残念なのですが、高山って観光地としてはうまく行っていないのかもしれません。と言うのも、駅前はホテルだらけで昔の雰囲気は残っていなくて、観光客も疎ら。駅前の飲食店は14時に店が閉まって17時くらいから店が開く感じでもう何もないって印象です。

実際、今まで街中の駐車場なんて止めれなかったのに、今回はけっこう空いていました。天気の良い土曜日ですよ?大丈夫ですか?

駅の改札前で想い人が来てくれないかなって待っていて、残念ながら会えませんでしたが、もう6年待っているので、ずっと待ち続けようと思いました。きっとどこかで会えますよ。あなたと、あなたが大切に思う人、私が大切に思う人をすべて大切にします。

そんで、15時くらいに食べたいのにお店が空いていなくて困って古い町並みまで行くとさすがに開いていました。高山ラーメンをすすり満足。でも、量と値段がインバウンドマーケティング感が満載。

普通の観光もしたくて、日枝神社(岐阜県高山市城山156番地)に行きました。こういうところは風情があって素敵です。

駅前に戻ってお土産を買い、近くのスーパーで次の日の朝食と飲み物、マラソン時の補給用ゼリーなど買い込んで宿泊地へ。 

高山は好きだけど、もう観光では来ないかもしれません。どうしてこうなってしまったのですかね?

宿泊

飛騨高山ウルトラマラソンの駐車場まで10分程度の場所にあります。

ペンションぐっどらっく高山(岐阜県高山市新宮町4302-23)

素泊まりなので食事はしませんでしたが、山間にある自然豊かな宿泊所です。【わんこと泊まれる宿】がうたい文句みたいです。マラソンの前入りで泊ったので分かりませんが、ペットで来ている人たちもいました。

窓を開けると涼しく、24時間換気の風も入り込んできます。

周囲には何もないので静かで過ごしやすいところです。

ペンションだからか、廊下の話し声や同フロアの扉の開け閉めなどけっこう響きます。音に敏感なので少し不安でしたが、マラソン参加が多く、日程的にそこまで違わないので助かりました。気になる人は値段が高くてもホテルをお勧めします。

18時くらいからゴロゴロして、20時には就寝。物音や話し声は気になりましたが、2時くらいから100km参加者が起きだして順次出発していくのが分かったのでうつらうつらしながら、3時に起床。

水分補給とウィダーを流し込み、準備を整え私も出発。

大会会場

駐車場はすでに近場は埋まっており、けっこう遠い場所に案内されました。71kmなのでそうなります。100km参加者は30分から1時間ほど早いはずだから。

シャトルバスで開場に到着するとすでに、100kmスタートの直前くらい。71kmだとこんなに余裕があるのかと改めて感じました。

スタートまでしばらくゆったりしました。そして、100kmより余裕がある分調子が良い。

トイレ事情ですが、一般的に仮設トイレは臭いが酷くて、施設の常設トイレがきれいだったりしますが、飛騨高山ウルトラマラソンの71kmの場合は逆です。体育館のトイレは換気機能が限界を超えているのか、トイレに入った瞬間からものすごい臭いが。逆に外の仮設トイレは人が並んでいなければ臭いが籠らないので快適でした。100km参加者だと施設の方が良いのかもしれませんが、最近の仮設トイレはいろいろ気遣いがありますからね。

アナウンスがあり、スタート地点まで移動。途中で水分を取ったり、少しお腹に食べ物を入れたりでスタートします。

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飛騨高山ウルトラマラソン71km

完走は厳しいかも、20~40kmくらいでアクシデントがあってリタイアするかな?と思って参加していました。この日までいろいろあったし、前の週の走りで厳しいことは分かっていました。

そして時計も見ずに走ります。まぁ無理せず行けるところまで行く感じで走ろうと。今回は楽しむことを目的に来ました。

スタートの合図とともにゆったりと進み始めます。スタートラインと最初の坂で渋滞するので焦らない。歩いても変わらない。最初の坂はすべて歩き。

線路を潜って古い町並みを走り抜けます。まだまだ余裕。ペースも上げない。10kmまでは1km7分ペース。峠もないしまずまずの走り。

第1関門道の駅ひだ朝日村。美女峠は難敵です。アップダウンがきつい中、40分ほど貯金を作って第1関門は突破。この余裕で丹生川支所まではたどり着きたい。だって飛騨牛が食べたい。ここでお腹が空いてよもぎうどんと火畑そばを2つずつ食べます。マラソンで食べれるのは調子が良い証拠。

25kmを越えてから脛、脹脛、太腿が攣りまくり走れる状況ではなかった。諦めようかなって思いつつ、せっかく来たから進めるだけ進もうと決意。25~30kmまでは全歩きしました。ここ以外は登りで歩いて下りとフラットは走る感じです。

冗談抜きでアップダウンしかない飛騨高山ウルトラマラソン。コース最高地点も通過点でしかなく走らないとゴールできないので下りは重力に任せて走ります。これが足にくる。脛に関しては攣ったままでも走れると気づいて痛くても放置でした。

第2関門岩滝公民館。ここでも40分ほど貯金があった。もしかしていけるのでは?甘い勘違いだったのかもしれません。ただ、ここまでで貯金40分は大きい。

初めて走る方への参考にですが、飛騨高山ウルトラマラソンは第2関門までの関門制限は甘く、第3関門の丹生川支所までは楽しめるようになっています。ただし、第3関門を超えるには第2関門までギリギリだとかなり厳しいです。45kmも走ってここからペースアップしないとまずいのです。

ついでに言うと、第2関門から第3関門までの間は日差しを受けやすくアップダウンがあり水分補給が切れやすいです。ここだけ次のエイドステーションまで8km離れているので水分不足を起こしやすいので注意。

今回はあまあまで走ったので持ちましたが、やはりここは難所。第3関門の丹生川支所までの距離は短いが時間が厳しいのがこのコース。

それでも時計を一切見ずに走る私に沿道のボランティアの方が、

「次の関門まで2km17分だよ。走れば間に合う」と。

私は”へ?”となりました。余裕ないじゃん走らないと間に合わないじゃん。

ここまで苦しい時は歩いて凌いできたのに、走らざるを得なくなりました。と言うか走れるの?

とりあえず関門は突破しようと攣った足を騙し騙し走ります。関門アウトの100km参加者たちを何人か抜いてきましたが、自分も危ないと初めて自覚しました。

71km参加者も焦ります。何人か抜いて関門直前でスタッフに「まだ間に合う?」と聞いたら、「あと3分」の返答。

第3関門丹生川支所に走り込みました。ここでこの日1番の出来事が。

なんと、”飛騨牛がない”

私の走りが遅すぎて飛騨牛がないのです。とりあえず、みたらし団子を頬張りすぐに走り始めます。一緒に関門に走り込んだ人も「ここまではこれたけど・・・」と満身創痍。

関門制限ギリと言うことは残り全部走るしかないってこと。57km走って残り15kmを今の全力で走るしかないってこと。もう1km7分ペースなんて無理、8分もできない。やれることは1km9分ペースをイーブンで走り切るだけ。

ここからは坂はないものの、ゆるり登りが続くのと、市街地に戻るので信号があります。そこも考慮しての走りになります。

たぶん、ここ数年で一番頑張りました。まだ周りに人がいる。丹生川支所を出るときに隣の人に「頑張りましょう」と励まされ、「諦めなければゴールできますかね?」と苦笑い。(この人とは残りほぼ同じペースで走っていました)

高山に戻ってくる景色と緩い登り坂。歩きたいけど、歩けない苦しさ。ここから携帯をポッケに入れて時間を確認しながら走るも、時間の計算すらできなくなっていて焦りました。1日って24時間なんですね。午前と午後ってそれぞれ12時間何ですね。

もう、スタート時間も最終ゴールの時間も知らずに参加した私はそこまで完走を厳しいと思っていたのですね。だからこそ途中で楽しく走れました。

とにかく苦しくても走り、信号を見ながら引っかからないようにペースを調整。ここで息を整えます。5kmごとの表示を見る度に残り時間と平均ペースを計算。100kmの人たちと合流して道も賑やかにそして混雑。

ゴールが分からず大通りからいつ逸れるのかを期待してついに残り1kmの70km地点。まず間違いなくゴールできる。最後まであきらめず登坂すら走ります。

飛騨高山ビッグアリーナを見て思わず「帰ってきた。帰ってきた」と涙声。

ラスト1kmは走り切り。制限時間5分前に何とかゴールしました。

たぶんマラソン大会のゴールは6年ぶりです。ずっと100kmを挑戦してゴールできず自信を取り戻すために71kmにして良かった。

ゴール後は自分へのご褒美に飛騨牛の串焼きを買って頬張ります。

来てよかった。メダルを首にかけ凱旋の帰路へ。

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来年こそは

帰路

大会会場である程度の水分補給をしたらシャトルバスで駐車場へ。

迷わず高速で帰ります。高速へ向かう途中で100kmを諦めず走っている人たちを眺めました。

来年はあの集団に混ざりたいなって。

ひるがのSAで夕食。例のマラソン後の震え(エネルギー不足による寒気)が酷くて、うどんと豚汁で体を温めます。ここで生き返った。

無事帰宅したら、完走メダルを子どもたちが首にかけて喜んでいて、3番目が「俺も走ろうかな?」って。この言葉すごい嬉しいんだよ。

「一緒に走ろうかな?」って言ってくれたあの言葉は一生忘れないし、一緒に走ろうと思ってくれることは幸せなんだよ。

子どもたちとはいつか一緒に走るよ。ファミリーランから始めて走る楽しさを味わってから最後はウルトラマラソンまで。

来年は100km挑戦するのでよろしくお願いいたします。

ただ、71kmですらこれほど苦しいのだから100kmは普通じゃないね。自分がまだまだだと思い知らされました。

参加した皆さん、これから参加する皆さん、スタッフ、ボランティア、応援の人たち、来年も一緒に楽しみましょう!

ありがとうございました。

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