幾久しく移ろわぬあなたへの想い
今年も高山へ行きました。
昔の高山を懐かしみ、まだ古かった駅舎を思い出す。あなたとの記憶ではもう建て替えられた新しい駅だった。
改札を出たら通路には高山の紹介。変わらない景色として残っていくのか。
思い出のホテルに入るとあなたが立っていた。いや、来るたびにあなたを想い続ける私の心がそう思わせたのか。素敵なスタッフの方でした。名札を見れば良かった。あなただと思ったのはなぜなのか?本当はあなたではなかったのか?今でもそう思う。きっとまた会いに行きます。あなただと思った後に告白しようかと迷った。それくらい重なって見えた。私の記憶と思いが重なった。
一度こちらに移り住む可能性があった。住んでも良いと思える土地だった。もしかしたら、この先に縁があえば住むのかもしれない。
ホテルに荷物を置いて散策に出る。あなたと歩いた駅前。古い町並み。お団子もいつもの場所。あなたが撮った写真。古い町並みにあるお店。棒葉味噌、飛騨牛、すべてをまわるわけではない。ただ、思い出に浸る。記憶を辿る。
少し歩いて坂を上る。いつもの公園。毎年来ることの理由を探している。あなたを探しているのか、あなたへの想いを確認しているのか。
毎年来ることにお墓参りを連想したら、これは私の気持ちを供養しているのかもしれないと感じた。届かない想い、満たされない気持ち、もしかしたら今年で供養も終わりなのかもしれない。
そんな考えに囚われ乍ら城址への道を歩く。何度も来た場所。
坂を下り古い街並みに戻る。一時期は観光客で賑わっていた高山もずいぶんとひっそりとしている。土曜だと言うのに落ち着いた雰囲気が漂っている。大切にする人を間違えると寂しいものだ。
私は間違えていない。
毎年高山マラソンに合わせてきているが、完走すれば来ることも少なくなるかもしれない。そう思い望んだ大会だった。完走するつもりだった。もし完走したら次は別の大会にチャレンジしようと。今年の大会は完走できなかった。
まだ供養は続くらしい。まだ終わらせてはダメだと言われたような気がした。
生まれ変わってもあなたに会いたい。あなたと結ばれたい。現世で得たあなたとの幸せの続きを、来世でと。
でもね、生まれ変わるなら現世で生まれ変わっても良いかも知れない。私は生まれ変わるから、あなたも一緒に生まれ変わろう。
ふたりで生まれ変わって、現世で幸せの続きを。
連絡待っているね。
幾久しく移ろわぬあなたへの想い
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