土曜日(運動会)
週末は大変だった。
マラソンまでひと月切ったし、足は痛めているから走らずに歩きたいし、久しぶりに山に行きたいしといろんな思惑が交差した土曜日。
上の子が運動会で下の子を連れて参観。学校の遊具は使用禁止になっていて、下の子には辛い状況だったみたいです。だって目の前にすべり台や遊具があるのに遊べないんだよ。(仕方ないけどね。)
遊具に寄るのを止めて、上の子を見ようと誘うもつまらなさそうにうつむいて座り込んでしまった。自分が参加しない運動会は未就学児には面白くないらしい。
上の子は自分の学年の出番だけ出て来て、終わると教室で待機。(テレビでグランドの様子を見ていたらしい)
それなりに上の子たちは満足?して帰宅。そしたら、下の子が「山に行きたい」って。良いじゃん良いじゃん。上の子が楽しんだから次は自分の番だね。ってことで、山登りに決定。
ついでに上の子も山に言いたいって言うので、振り替え休日に山に行くことに。(上の子は天候の関係でどうなるか流動的だったけど。)
下の子を寝かしつけるときも早く寝ないと明日は山に行けないよって言って寝かしつけました。
しかし、ハプニング。私が疲労?(半日下の子たちを抱っこしていたので体が痛い)で寝付けず。日付を回っても寝れず。さらに数時間過ぎても寝れず。ついに歳だからもう体が言うこと聞かないのか?と思いました。
日曜日(東谷山)
朝の5時に目覚ましで無理やり起きてて下の子を揺すって起こします。”約束だから”と自分に鞭を打って。
このとき、絶不調で数時間も寝てない上に、体の調子も明らかに悪い。下の子を揺すって起こすも起きず。ちょっとホッとして、ここから寝ます。
8時過ぎくらいにようやく子どもの騒ぐ声で起きました。(途中、「まだ寝てるね」みたいな話声は聞こえてた。)
ご飯を食べて、少し休んで下の子に「行こうか?」と声をかけたところ、上の子たちがマイクラを始めていたので、「マイクラ見てから」と言われ、「それだと遅くなって行けないから、山かマイクラのどっちかだよ!」って言ったら、しょんぼりしながら「マイクラにする。」って。
やっぱり、まだまだ目の前に楽しみに釣られてしまうんだねってちょっぴり残念でした。前日に楽しみにしてくれていたから嬉しかったのに。
とは言え、歩きます。マラソンのためにも。紅葉も少し期待しつつ、いつもの東谷山フルーツパークまでのコースを歩きます。
行きは2時間半ほどかかりました。ちょっと遅いかな?
東谷山フルーツパークは柿の収穫祭をやっていたし、露店みたいなバザー的な感じでお店も出ていて賑やかでした。お店を眺めつつ通過して東谷山を登ります。
東谷山はちょっと頑張って登って、心拍数が上がるように意識しました。山頂からの景色は緑がいっぱいで名古屋市内はまだまだ紅葉には早いですね。休まずに一気に下ってそのまま帰路へ。
帰りも休まず歩いて、途中でスポーツショップによってマラソン用のリュックを探しました。コロナの関係でエイドステーションのドリンクがペットボトルになるらしく、ドリンクホルダー付きのリュックがベストではないかと思っております。
んで、帰宅して往復6時間弱だったかな。東谷山の登り下りで時間をかけなかったからそれなりに短く済みました。
でも、足はやっぱり痛いです。
月曜日(御在所)
登山
上の子と約束の御在所です。
5時少し前に起こします。この日も朝は調子が悪いです。(無理しない方が良かったね。)
上の子たちなのでそれなりにすんなり起きます。眠いながらも着替えてリュックをしょって車に乗り込み出発。
道も混むことなく、途中私が調子悪くてコンビニに寄った程度で駐車場に到着。鈴鹿スカイラインはサルがいっぱいいました。
登りは中道を登ります。上の子が幼稚園の時から登っているので、成長したなぁって感じます。まず、行きの車で寝なくなった。いままでは到着するまで睡眠タイムだったのに。登りでも休憩時間が極端に減りました。御在所でも2合分進むと大休憩だったのに、お茶休憩だけでどんどん進めるようになった。そして走られるともう追いつけない。
登山口で入山届を書いて登ります。ロープウェイの真下の休憩場所で一旦休憩。ちょっとだけ水分補給。
この日は私が体調が悪く、食べ物は一切やめました。食べて動けなくなったら子ども連れではきつい。
朝だからなのかロープウェイが動いていないなぁって思っていましたが、後にハプニングになります。
何組か登山者が居て追い越し、追い抜けれ登りました。お子さんが試験を受けるから”落ちない石”を見に来たってご夫婦がいらして、いままで何気に横を通っていたけど願掛けで来る人もいるんだなぁって改めて地蔵岩を見返しました。
子どもたちは他の人が通ると話しかけてしまうので、若いグループの人が通った時にお兄さんついて登り始めて追いつけなくて困った。
6合目のキレットからは強風で煽られてちょっと危険だなぁって感じてました。中道は崖沿いを歩くので転落すると命に係わると言うか助からないので、ちょっと鎖場とかは警戒しますね。
このとき、1台だけロープウェイが動いていて、”動いてんだぁ”くらいに思っていました。
8合目くらいの鎖場で強風のため待機していたカップルの人たちを追い越すときも、先を譲って待っててもらえたのでゆっくり進めたけど、大人でも強風を様子見しているのに進むの怖いなぁって感じです。子どもだから本当に飛ばされるんじゃないかってくらいの強風でした。
風を考えると今回はちょっと怖かったけど、登山道は何とか超えたので、そのまま山頂に向かいますがここで、上の子が「もう行きたくない」ってべそをかき始めました。山頂は風避けがないから強風がもろに体に当たって歩きたくないそうです。
しかたなく、自分が壁になって、子どもを引っ張って山頂まで登り切りました。一応写真は撮るもののあまりの風の強さにすぐに下山。
下り始めてすぐに途中一緒に登った若いグループの人すれ違い、「もう降りるんですか?」と聞かれ、「風が強くて寒いっす」と応え、すれ違うときに相手の装備見たらしっかり寒さ対策してた。自分がちょっと甘かったかも。
「寒い」ってべそをかく子どもを引き連れてレストランでうどん食べようって言って、ロープウェイの山頂駅に行ったところで痛い目にあいました。レストランどころかロープウェイの入り口自体がシャッターで閉まっている。(帰宅して調べたら強風のため終日運行停止)
おい、うどん食べれないやん。上の子がギャン泣き。もう宥めて宥めて、とにかく一の谷を降ります。
ここからうちの子たちって強いなぁって思いました。休憩なしで下りきりました。ひとつは早く降りて何か食べようって話したとこ、もうひとつは確実に体力が上がってきているってこと。
何組か登りの人とすれ違い、下りの人に追い抜かれるも、2時間半弱で下りきったので、大人の標準ペースと変わらなくないですか?
一の谷は現在地が分かりづらいので途中で休むタイミングが分からないんだよね。中道みたいに〇合目って表示がないから。最後の山小屋見つけた時はホッとしました。車の音で道路に近づいたとか判断してました。
駐車場に着くころには子どもたちの機嫌も戻って、下の子の幼稚園のお迎えもあって高速に乗ります。SAで念願のうどんを食べます。私は見てるだけ。「残した分だけ食べるから好きなだけ食べて」って。
今回は子どもが強くなったって実感した登山でした。
この後数日間、私は体調を崩し寝込むことになります。
反省
山頂から少し降りて、登りで途中一緒になったご夫婦に「同じ道を戻りますか?」と聞かれ、「一の谷で下ります」って少し話したけど、後から悩みました。
こういうのって相手の登山歴や体調、装備まで分かるわけではないから、安易にこの道が良いとかは言ってはいけないのかも知れないって。
自分たちの場合は子ども連れで強風だから、崖で転落するリスクより谷で滑落するリスクの方がリスクが低いって判断だったんだよね。崖で転落すると命に係わる、山の中の道だと滑っても下で止まるし怪我で済むってこと。無事に帰宅できるかってところに重きを置くと、他の人と判断が一緒とは限らないってこと。
相手の人が(御在所が初めてだとしても)登山経験があって、ペンキの道標や赤や黄いろのテープで道が表示されているって知っていれば迷わないと思うけど、登山自体初心者だとちょっと難しいのかも。
裏道はがれ場が多いって聞くし、下山するところがそもそも危険って書いてあるし。だから消去法で一の谷って選択なんだけど、降りながら思ったより歩き辛いなぁって。
子どもたちも「この道きつい」って言っていて、でも、”2~3年前にあなたたちすでにこの道で下山しているんだよ”と心の中で思った。この子たち幼稚園児の時にすでに一の谷で下っている。確かにそのとき、追い抜けれた登山者に「ワイルドですね」っていわれたけど、俺の感覚がおかしいのかも?
そんなことを思って反省しながら降りたけど、相手の人たちの登頂スピードが私たちとさほど変わらなかったことや、装備がモンベルだったことからも本当の初心者ではないだろうと言うことで自分に納得させました。
逆に一の谷は歩きつ辛いから中道で戻った方が良いよなんて言って、崖で転落されるのも怖いし、何が正解か分からないなぁって。
これは山に行く人すべてに言えることだけど、山に登る時は自分の判断を大事にして、他の人の話は参考に留めておいてね。自力で登って自力で戻るが基本です。山に行く人って優しいから、聞くと教えてくれるけど、経験や体力・技術によって判断ってかわるからね。
御在所は初心者でも登りやすい山だけど、ところどころ難所があるので、あまり軽い気持ちで登らないようにね。
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