前回の御在所で子供が山にはまりました。
山に行きたくてしょうがないらしく第2弾です。
近隣の山と言うことで伊吹山です。御在所に比べて難所はないので前回より登りやすいという予想の元での選択です。ちなみに一番上が行きたがり、2番目はもう来ないかと思いきや今回も直前で一緒に来るって言うので私+上ふたりで出発。
ふたり子連れで伊吹山登山です。
準備から登山口まで
4時に起きました。ちょっと過ぎてたけど。体をほぐして準備。前回はパンだったので、今回はおにぎり。自分で作ります。塩と菜のおにぎりを5個ずつ。子供たちを起こして1つずつ食べてって言ったら、お腹いっぱいだからいらないって。まぁ起きてすぐなんてこんなものですね。起きてすぐに肉やカレーが食べられるオレって健康だな。
疲れがたまっているのか動きが鈍い。5時には出たかったのに過ぎてしまいました。しかも一度家を出て、車に向かったけど、子供の用意に気を取られて自分の分を全部おいてきてしまった。子供を待たせて家まで取りに帰る。(上の子が楽しみにしていたポール/ストックは結局忘れたまま出発してしまいました。)
302号から22号経由で21号へ。大きな国道を走ります。22号は最近通ってないので久しぶり過ぎて距離感がちょっと違った。高速はもう使わないよ!米原IC付近で21号から外れると伊吹山ドライブウェイ入り口に出ます。そこから山を回り込んで上野登山口に到着。
登山口から一番離れた駐車場を使ったら一番近いところと料金同じだった。なんでや?上は混んでるからって言われたけど、全然空いていたぞ!しかも真ん中あたりが一番安い。100円違うだけだけどちょっと悔しかった。(このときに浜辺の美女論を思い出していればと悔やまれます。)
入山料と入山届
登山口の神社で無事を祈り。トイレに行って出発。(子供たちは神社の公園で遊びたがってます。)
伊吹山は入山協力金って名前だけど、入山料は必ず払いましょう。このお金で山が維持されています。何もかもタダで遊べるわけではないんだよ。以前はトイレに100円入れる形式だったかな?ちょっとうろ覚えです。一時期3合目のトイレが壊れていてずっと使えず困っていました。登山口に建物ができて入山料を支払い、入山届を書くシステムになっています。この形になってみんな入山料を払うようになってよかった。ちなみにここがしまっていても、1合目、3合目、山頂のトイレと登山口にポストがあるので支払いましょう。
伊吹山以外では富士山も入山料がいるからね。こういった山は増えていくと思います。山を大切に!
登り
伊吹山は1合目までは一番つらいです。私の感覚だけど。山頂まで6000mのうち1合目まで900mじゃなかったかな?一番長いはず。一番短いのが3合目から4合目。
娘ちゃんふたりですが、登り始めの1合目までで疲れた連発。伊吹山は1合目までがいちばん辛い。道がくぼんでいるから風が吹かない。常に日陰でぬかるんでいる。坂がそれなりに急。ここが頑張りどころだけど厳しいか?なんとか休憩をとりつつ1合目到着。おにぎり休憩です。前回がパンだったから今回はおにぎりにしたけど、やっぱりパンが良い。そして、もっと味のあるものが食べたい。
2合目までは山の斜面を登ります。ここが日陰がなく夏場はつらいところ。今日も晴天。一応、抜け道というか木陰が良ければちょっと遠回りのルートがあるので聞いてください。ここの斜面はパラグライダーの練習にも使われています。2合目もちょっとしたベンチあり。
3合目まではまたしても木の中森の中。歩いてきた道が途中見えて、山肌の風が心地よいです。3合目までは長い。山の中と書いたけど、日陰がない部分も多数あるので暑いです。3合目付近がお花畑で昔はここまでゴンドラで登れたみたいです。名残の建物がいくつかあります。3合目で休憩。ベンチも多く、屋根付きの休憩場所もあります。ここでさらにおにぎり休憩。山頂手前のラストトイレ。下の娘はお花好きなので、花で釣ってここまで来ました。ロープで囲ってあって外からお花観察です。子供が疲れているので長めの休憩。
回復して出発。4合目までは本当にすぐ。ここだけなんでこんなに短いの?で、4合目は休憩場所がないのでそのまま5合目を目指します。ここでアクシデント。下の娘が抱っこと言っています。今回はつらいらしい。階段状の山の方が登りやすいみたい。坂の方が登れると思ったら角度がきついみたい。まぁなんとか抱きかかえて登ってみます。下の子を抱っこしたことで登るペースが上がります。ここまでものすごく追い抜かれて、みなさんに頑張れって励まされてきました。ペースが上がって無事5合目で休憩。ここもベンチあり。自販機あり、時間によって売店もあり。ただし、トイレはなし。ここ大事。
5合目からは山肌を右へ左へ折れながら登ります。5合目から山頂の手前までしっかり見えます。登っている人たちが線のように見える。ここから上の娘が復活。明らかに朝より調子が良い。そして元気。体の大きさに山があってきたのか、斜面より段が好きなのか、歩くよりよじ登る感じで登っていきます。下の子は歩くって聞くと抱っこって答えるので抱っこです。6合目付近の避難小屋で休憩。上の子が調子が良いでの追い抜く人が声かけて応援してくれます。6合目の看板では娘ちゃんたちが知らない人と写真を撮っています。まぁ写真に写るくらいはいいけど。7合目の看板で休憩。このあたりで(娘が)仲良くなった人とほぼ同じペースで登ります。と言うか子供だから追い抜かれるのは良いが、何組か追い抜いた。競ってないけど、子供なのにペース速い。「あんまり速く登らないでぇ」とか、「山頂で会おうね」とか子供にやさしいです。
8合目の祠の横でラスト休憩。ベンチがあります。ここまで子供に対してすごいねって言ってた人たちが、お父さんすごいに変わってきました。まぁ子供ひとり抱えたまま登ってますから。ここから最後の岩場が待っています。上の子は余裕が出てきて、修行場の説明など途中の説明が目に留まるみたい。岩場の方がペースが速くあっと言う間に登り切りました。分岐を右に折れ山頂へ。まずがお参り。手を合わせ無事に下山することをお願い。山頂で記念写真。仲良くなった人が子供に声をかけてくれて、「速いよぉ」と話しかけて写真を撮ってくれました。みんなで写真を撮れて良かった。
山頂で休憩
ここでしっかり休憩。のはずが、子供たちにはお約束のシャボン玉。御在所の山頂でシャボン玉を見て、自分たちで持って行ってやりたいっていうから持ってきました。水で薄めるタイプなんだけど、トイレの水を期待しましたが出ない。雨水を溜めて使っているのでないものはないね。山では水が貴重なものだと良く分かる。ちょっとお高いけど、山頂で水購入。500ml250円。もちろん帰りの給水にも使います。
ちょっと寝たかったので、横になって休んでいる間に子供たちはシャボン玉を石で遊んでいました。寝てたらオレが声かけられて、「登れましたね」って。そうか、子供を抱えて登るってそんなにすごいのか?最初から歩くのを渋ったら抱っこするつもりだったから気にならなかった。
軽く寝て下山。そのまま下りようと思ったけど、見晴らしが良いところに行きたいって上の子が言うので、分岐を直進して琵琶湖を眺めます。琵琶湖はでかいよ!これで満足で下山。
下り
8合目までは何とか降りましたが、伊吹山は選択ミスだったかも。上の子でも下りがきつい。下の子は抱っこで爆睡。良く抱っこされて下山中に寝れますね。下の子が起きないと上の子の手伝いできない。下の子を片手で抱っこ、上の子の手を引いております。途中から上の子が泣き始めます。伊吹山は砂と砂利で安定せず大人でもけっこう滑る。それが怖いらしい。でも、上の子が歩かないと帰れない。
ここからは皆様のやさしさで成り立っています。上の子が厳しいところを通りかかった人が抱っこで下ろしてくれます。7合目で上の子がトイレに行きたがる。ここで泣き止んでトイレに向かっております。目指すは3合目。山頂でトイレに行ってと言ったのに大丈夫と返されたのが裏目に出た。途中下の子が起きて、怖くないよって滑りながら下っていきます。下の子は滑るの平気みたいです。すぐに疲れて抱っこになったのと上の子のトイレで急いでいます。6合目の避難小屋を見たいというので中に入ってみました。広くて左右にベンチ。スリッパがあって中はきれい。雷や雨をよけるときに使うんだよと教えました。さらに下って5合目のベンチで給水。上の子が焦るのでさらに急ぎます。
4合目まで出て、後はまっすぐでトイレが見えてるから先に行っていいよって言ったけどそれは嫌みたい。下の子もいるしスピードは出ない。上の子は限界近いらしい。ここで救世主。「一緒に行こうか」って(やや年配の)お姉さんが手を引いて走ってくれた。3合目まで子供とダッシュ。まじでありがたい。3合目のベンチで座ってお話しながら待っていてくれた。お礼を言ってばいばい。
2合目までも上の子がなかなか進まない。滑って泣いてしまい、しかなく抱っこ。子供を2人抱えて下山。(絶対にマネしないでください。)しかし数百メートルしか進めない。だって足元見えないもん。ちょっと厳しいなって思っていたら、またしても救世主。「お姉ちゃんと降りよっか」って子供の手をひいて2合目まで下りてくれました。下の子抱っこで2合目に着くとけっこうな人数のグループでお出迎え。本当に助かります。上の子は自力で登ったことを話すとすごいねって。下の子を抱えて登ってことを話すとグループの男性陣に抱っこで登れるらしいよって。男性陣は苦笑い。ここでも双子ですかって聞かれたからよっぽど似ているんだね。
下山中はパラグライダーを見ながら子供をその気にさせておりました。何人かに良く来るんですかって聞かれたけど、知ってなければ子供を抱えて上り下りしないよ。まぁ子供がここまで歩けないとは思わなかったけどね。ラスト登山口まで上の子に頑張ってもらってゴール。
ここの隠れたおすすめですが、登山口の反対側にヤマトタケルノミコトの命の水があります。下山したら水を手にして帰るのが習慣なんだけど、先客がいて交代したときに「良く知っていますね」って言われた。何どもきているからね。無事に下山。
帰りの車で上の子は爆睡。下の子は途中まで起きていて、ふたりでアイス食べた。
総括
伊吹山は片道6000mで鎖場やロープはない。階段ですら少ないので登りやすいと思っていた。が、逆に子供にはきついみたい。距離的にもちょっと長いかな。御在所も伊吹山もGW中で人が多く。優しいので本当に助けられた感満載です。上の子はすごいねって褒められて嬉しいみたい。ただ、今回はすぐ次を登るとは言わないのでけっこう疲れたし怖かったのかな。下の子は抱っこで上り下りして美味しとこどりでしたね。
※自信がない人は子供を抱えての上り下りや2人抱っこは危険なのでマネしないでください。
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