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登山

2週連続登山:伊吹山編

mt huji 登山
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プロローグ

状況

赤穂トライアスロンに向けてのトレーニングがしたいが、休日は子どもの面倒を見なければいけないので、なかなかトレーニング時間が取れない。

それならいっそのこと連れて行こうという作戦です。

梅雨の時期で平日も一日しか晴れ間がないなど、外に出るのも難しい時期です。

本当はテント泊の海予定でしたが、生憎の雨で唯一の晴れの日を登山に当てました。

メンバー

私:登山歴はそれなり。上の子ふたりと登山経験はあり、前回ついに3番目を引き連れ御在所を制覇。

子ども4人:7歳、6歳、4歳、1歳

前回から一番下をさらに増やし遂に子どもをみんな引き連れてチャレンジしました。

作戦

上のふたりは各自の荷物を背負わせ、3番目は手ぶらで自力歩行、一番下は抱っこ。

残りの荷物は私が持って、3番目は疲れたら抱っこかおんぶ。

(3番目にリュックを背負わせ、一番下と3番目を抱っこおんぶで登る作戦です。)

読んでいて分かると思いますが、さすがに”あたおか”です。

なんでこれで行こうと思ったのか?行けると思ったのか?謎です。

行けると思ったもん。

えっちゃんねるでえっちゃんが「賢い=QuizKnock」、「あたおか=はなお一派」と表現していたので、これは自分への誉め言葉だと思います。

リザルト

結論を言うと登頂しました。

三宮神社コース(片道5.3km)

一般的なコースタイム

登り:3時間20分 下り:2時間30分

私たちのコースタイム

上り:5時間分 下り:4時間

猛烈にヤバかった。

昼休憩30分でなんとかしのぎました。

絶対にお勧めしないので、これ読んで子供4人連れて登れるんだねとか思わないように!

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登山口まで

前夜

前日、子どもが学校から帰って来て登山に行きたいか確認。みんな行きたいと言うので全員で参加。

今回ばかりは自分も緊張しているのか、前夜に準備をします。

飲み物4リットル超え、パンを少な目。

登山靴他、子どもの服装、抱っこ紐など。ストックも持って行きます。

なんか忘れ物したらさすがに厳しいかなってのは思っていた。おむつがリュックを圧迫するのが何ともならない。

子どもたちを早々に寝かしつけ、自分も寝たいがなぜか眠れず。時間が過ぎていき、起きれるか不安で目覚ましをかけるがならなかった。

当日

朝日で間を覚まし6時前。あれ?4時半に目覚ましかけたのにって確認したら16時半に設定されていた。

慌てて子どもたちを起こし6時に出発。

本当は5時に出るつもりがこの1時間で苦労がけた違いになってしまった。

道はそこそこ。22号線を岐阜に抜け、21号を走ります。ところどころ混んでいたけど、渋滞ではないのでそれほど困らず到着。

駐車場も一番近くとはいかないまでも、神社周辺の駐車場で止められました。

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登り

1合目まで

登山口で入山料を払い、いざ出発。このとき8時半。

ちょうど登り始めの人もちらほらいて、いくつものグループに追い抜かれます。

個人的に伊吹山の一番の難所だと思っている1合目まで。

子どもたちはなかなか足が進まず、休憩を繰り返します。急かしても進まない。

何度かお茶を飲み休んだりを繰り返します。

一番下をおんぶに切り替え、3番目を抱っこで登ります。

私もきつい。

伊吹山はある程度きついので、上のふたりにはペットボトル1本とパンのみにしましたが、なぜか登れない。

木陰があるのでまだそれほど暑くないはずなのに、すでにバテバテです。

1合目に出て、ベンチに座って休憩。

パンを食べさせます。休憩の時だけ元気で、走り回るのだけど、登るのと平地は違うんですかね。

2合目まで

山肌の斜面を登ります。

ここは日差しを遮るものがなく、日が当たる。草も背が高いので風が通らず蒸すように暑い。

子どもは進まず。3番目はかなりダメダメで何度か抱っこで登ります。しかし、自分も暑いのと流石に重い。

経験がある2番目もつらいと言い始め、ここで2番目のリュクをパンだけにします。

2番目と3番目を交互に抱っこで登り何とか登り切ります。

(一番下はおんぶね。)

3番目も2番目も疲れると立ち止まって虫を探したりしていました。山の楽しさの一つなので止めないけど遅くなるのが心配。

途中、一番上も辛いって言ってたのは厳しかった。

2合目のベンチで座って長休憩。ちょうどひとりで登っていた人が話かけてきて、お互いの登山話をしてゆっくり時間を使いました。

元気がないのは朝食が少ないのかな?と思いました。2番目はパンをバクバク頬張る。

3合目まで

ここらでようやく風が通る場所があります。

1合目を見下ろして、こんなに登ったんだよって褒めたり。

ただ、2番目と3番目は限界が来ていました。

ほとんど進まない状態が何度も続き、自分もこの状況が想定外です。流石に全部抱っこしてあげることもできず。待って、待って、抱っこして、待って、登っての繰り返し。

とりあえず3合目には到着。

ここで決断をするためにお話し。

3合目までに2時間半を費やし、諦めることも選択のひとつ。

「山はみんなで登るから一人でも行けなかったら、帰ります。」

これに対して一番上は「やだ、登って自分を褒めたい」

2番目は「あぁ、登りたいけど、疲れた。」

3番目は「もうかえろっ」

ここで意を決して下山を促します。

そのとき、近くのベンチにいた人が、山頂は靄がかかていたよって話をして山頂を見上げると雲が山を覆っている。

「登ったら雲を食べれるね」って言ったら、3番目が雄叫びをあげながら走り出した。

5合目まで

最所は3番目を抱っこで。すれ違う人が「嘘やろ?」とか言うけど、これしかないんです。

分かったことは一番下をおんぶで3番目や2番目を抱っこするより、リュック(4リットルの飲み物、おむつ、パン)を背負って、抱っこ紐で一番下を抱っこ、2番目や3番目を腕で抱っこ(腕を輪っかにしてブランコに座るみたいに座らせます)これが一番楽。

3番目より2番目の方が体重があるはずなのに、2番目は抱っこで登れるけど、3番目は重くて登れない。

4歳なのに、申し訳ないが頑張って登ってもらいます。ときどき歩みが止まったら抱っこしました。

4合目は一瞬で通り過ぎ、5合目を目指します。

厳しいけど、それなりに歩いてくれる。

3番目を引き連れ、上のふたりが助け合って一緒に登っているので、もう任せました。

3合目の段階で全員のリュックを軽くしました。飲み物は全部私が持ち、ほぼ空のリュックで登ってもらいます。

(その代わり私の負担は半端ないよ。ひとりでも4リットルの飲み物なんて持たんし)

5合目到着で休憩。

時間と距離を見て、今回は山頂を目指すと決めました。

伊吹山は3合目が全長の半分になるので、5合目ま来れれば登れます。

一応反省としては、

蒸し暑さは子どもの方がダメージを受ける。

2週連続の登山だと回復しきれない。

です。

山頂まで

6合目、7合目となんとか過ぎます。

出発が同じだった人が下山ですれ違い、「上まで行くの?時間大丈夫?」と心配してくれます。

普通に考えたらとんでもないコースタイムだから、下山できないもんね。

7合目で救世主登場。3人の登山グループが話しかけてくれて、子どもたちが懐いてくれた。

もともと一番上は褒められると余裕な振りをして登ります。「全然平気だよ」ってどんどん登る。

3番目は若い女性が大好きで、なぜか(女の人の)おしりをペチペチ叩いて登り、一緒について登っていきます。

普通に登れるんじゃん。

このグループが山頂まで一緒に登ってくれました。

うちの子の上ふたりはそれぞれ助産師と保育士希望なんだけど、本当に偶然このグループの人が助産師さんと保育士さんでした。マジで奇跡。そんなことある?

8合目では2合目で話し込んだ人と再開し、応援してもらい、最後は子どもたちは点でバラバラのペースでひとりひとり大人についてもらって登頂。

記念に山頂で写真を撮ってもらって、登りは終了。

マジ感動。

お約束通り、登ったら何か食べようって言っていたので、カレーライスとラーメン。

下山を考えると急がないと厳しい。

山頂をゆっくりする間もなく下山。

山頂からの景色だけ目に焼き付けております。

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下り

このときもラッキーで、下りる前にトイレに行かせたら一緒に登ってくれたグループが昼食をとっているところを子どもが発見。

「一緒に下りたい」って言うので、「3合目は過ぎないと一緒には下りれないよ」って、だから急いで下りるよと急かしました。

流石に上の方で一緒になって下山を付き合わせるわけにはいきません。

順調に下り始め、8合目手前でちょっと失速。おだてながら8合目まで下りてベンチで休憩。

登りで追い越したグループの人が「登れたんですね。山頂で見えなかったからどうなったのかな?って話してたんですよ」と。

さすがに子ども4人連れは目立つらしく、いろんな人たちに気にかけてもらっています。

(一応、無謀ではないよってことで、伊吹山は毎年2回以上は登っているのと、上ふたりを連れて登っていたころは2番目を抱っこしたまま登山しているので、大変ではあるけど、登れる見込みがあってのことと、よほど無理だと感じたら途中で下山する選択は取れます。)

山に来る人は優しい。

ここから、3番目が力付き、抱っこをせがみます。登りと違って下りは危なくて抱っこできないんですよ。重心の問題で転ぶ可能性が高いのと、足元が見えないから石とかで滑りやすい。

(ここまでも相当大変だった)5合目までは何とか下りれたけど、ここからの失速具合は大きかった。3番目が完全に力付き、ずっと抱っこをせがむ。虫を見るたびに立ち止まって全然動かない。怒るわけにもいかず、ただ待ちながら、誘いながら。

もう、3番目は手を繋がないと歩けないレベルになってしまって、細いところは一列だって言っているのに、手を繋ごうとする。

なんやかんや、3合目→2合目と下りて来て、ここで一緒に登ってくれたグループが下山して追いついてきた。子どもが見つけ大きく手を振る。

1合目で一緒になるんじゃない?って言って1合目まで下りたところで走って追いつかれた。走られたら敵わんわ!

子どもたちが大喜びで、一緒に下りようって誘います。歩けないはずの3番目は女の人の手を取り走っております。ちなみに速すぎて登山口まで姿を見なかった。

(先に下りてナンパしてたらしいです。まったくどうしてそうなったんだか。)

上ふたりも元気に歩き、体力の限界を感じている私が一番遅いということに。

無事に下山して、しっかりお礼を言ってお別れしました。

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エピローグ

帰るときは車でぐっすりかと思いきや、3番目は2番目は寝てくれて、1番上は寝ず。

2番目も30分寝てないうちに起きて、3番目も帰宅する前に起きました。

この子たちの体力はどうなっているんだ?

しかも、私は回復に2日かかるのに、この子たちは次の日はすでに回復して元気に暴れています。

この日の伊吹山登山はいろんな出会いがあって、帰宅してからInstagramを見たら、フォローしているアスリートさんでsaho_s_runさんって人がいるんですが、合宿の最終日で伊吹山を登っていたのを知り、記憶をたどり確かにすれ違ってるって気づきました。

すぐにDMしたら子連れで目立っていたので分かってもらい、返信が来て嬉しかった。

そんなわけで、登山楽しいよ!一緒に登ろうって方はメッセージください!

行先やタイムスケジュールで子連れでも、個人でも一緒に行きますよ!

(ちなみに私はゆるゆる登山者です。)

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